何もかもがアナログなうちの大学にしてはかなりの進歩。
後は卒業単位を自分で計算しなくてもいいようなシステムとか、成績表は自分でコピーしなくても2部刷ってくれるようなシステムとかが欲しい。

今日は1限からということで遅刻しそうになりながらも何とか時間通りについた。
しかし教室の扉には
「認知心理学研究法受講希望の学生へ 1時間目は4時間目に変更になりました」
という張り紙が。
それを呼んでいるときにちょうど同じくIゼミのJちゃんが来た。
め「時間割では1コマなのに、どうなってるんだろうね〜?」
J「うわ〜私2時から面接なんだよね〜」
め「先生にメールすれば大丈夫でしょ」
J「それもそうだね。ついでにSちゃんにもメールしとくよ」
め「よろしく〜。じゃあ後でね」

4コマ目、エレベーターが混んでいたせいで2〜3分遅れて教室へ到着。
でもだれもいない。
先生の研究室はすぐ隣なのにいないようだ。
しばらく待っているとSちゃんが来た。
S「あれ?先生は?」
め「来てないんだよね〜。どうしたんだろう。」
Sちゃんも公務員志望なので試験について話しているところ、先生が不思議な面持ちでやって来た。
先生「君たち、どうしてここにいるの?」
め「え、あの張り紙を見て・・・」
先生「あれはゼミ生以外の履修希望者のために書いたんだよ。しかも4コマ目と4時間目は違うよ。Jさんから3時から面接なので遅れますとメールが来て、何で遅れるんだと思ったんだよ。」
優しい先生で本当によかった。
でも、2時間目とか4時間目とか、そんな半端な時間に設定しないでください。

今後のスケジュールは、前期に論文を読み(4本程度)、7月中旬くらいに実験の方向性を決め、夏休みに序論を書いて9/1までに提出。
後期からプログラミングして実験を始めて11月いっぱいまでに原文を提出できればちゃんとチェックしてもらえる。12/29に卒論提出。だそうだ。
とりあえず5/10にゼミ生全員が発表。
特別区は5/16。
英語の論文を読んでいる暇はないので日本語の論文でやることにした。
ただしもう日本語の論文は許されないだろう。
みんなの日程を合わせたところ私は6月から集中して発表になりそうなので、すごくつらいだろう。
どうして認知は日本語の雑誌が少ないのだろう。
それは日本で人気がないから。
どうして私は英語がすらすら読めないのだろう。
それは私は英語が嫌いだから。

とりあえず3人で助手室で文献を探す。
Jちゃんは表情知覚をやりたがっているので私は別のものにすることにした。
できれば錯視とか両眼立体視とかがいい。
錯視図形もRDSも作るのが簡単そうだし。
でも日本語の論文がまったく見当たらない。
そもそも認知系の雑誌が少ない上にやけに実践的で卒論の参考になりそうにない。
しょうがないので基礎系の雑誌まで範囲を広げてみた。
めぼしいものは1つ見つかったけど、3ページしかない。
この論文にレジュメを作る意義はあるのだろうか。
論文コピーして渡したほうがいいくらいだ。
温厚な先生もさすがに怒るかもしれない。
でも人生かかってるので、これで行きます。
6月に死ぬほどがんばるので許してください。



バイト前に学食で腹ごしらえをしていたら、心理のメンバーが集まっていた。
教育のSちゃんは質的にするか量的にするかで悩んでいるそうだ。
その点認知は悩む必要がないのでありがたい。







バイトで、Kさんが2〜3日前に駆除したカラスの巣から出てきたという卵を見せてもらった。
大きさは鶉と鶏の中間くらい。
色は薄い青緑。
黒いぶち入り。
その色鮮やかさがまた不気味だった。







帰り道、スーパーの脇で抱き合うカップルを見た。
生活感あふれる背景などまったく気にしないで二人だけの世界に浸っていた。
通行人の邪魔だとは思わないのか。
なぜ二人とも恥ずかしそうな顔ひとつせずうっとりした表情なのか。
なぜスーパーの脇を選んだのか。
自分たちが抱き合っている場所はおかしいと思わないのか。
愛し合う二人にはきっと愚問なのでしょう。

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